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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

カンパニョーロ11Sスプロケットのスペーサーの仕様変更について  

カンパニョーロの11Sスプロケットのスペーサーですが、
2.2mm厚の円形スペーサー「2-CS-612」と
2.3mm厚の五角形スペーサー「2-CS-712」の
2種類があります。いや、ありました(過去形)。
品番の初めの「2-」は 2個で1セットという販売単位を意味していますが、
最近のスペアパーツでは この販売単位の数字を
品番に入れない傾向があり、
昔からあるパーツと混在しています。
たとえば、CULTのワンのパーツの品番は「4-HB-HY024」で
4個入り ハブ ハイペロンの024という意味ですが、
これが小径化したフロントハブ用のCULTのワンでは
「HB-BO024」となっています。
ハブ ボーラの024という意味で、
ボーラになっているのは 初出がボーラウルトラ用としてだからですが、
頭に「4-」が付いていなくとも 4個入りでの販売単位なのは同様です。

スペーサーに話を戻しますが、「CS」はカセットスプロケットを意味します。
DSC06989amx14.jpg
2.2mm円形スペーサーの 2-CS-612です。
DSC06990amx14.jpg
DSC06991amx14.jpg
↑こんなやつ
これも 2-CS-712も、もしゃもしゃになって割れることがあります。
私物でも例があるので 常備を努めるスペアパーツとしていますが、
先日 2-CS-612を注文したところ
廃版となっていて代替品の「CS-022」が送られてきました。
これは6個セットでの販売単位ですが、最近のパーツなので
「6-CS-022」という表記ではありません。

この、スペーサーが もしゃもしゃになって割れる事例ですが
カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんに訊いたところ
とくに頻発する事例としては把握していないとのことでした。
私物も含めて 私が知る限りでも そこそこの頻度で見かけるわけですが
知らないなどと おっしゃりやがります。
新シャフトだいばくはつ みたいにキャッチーな呼び名を付けて
ここで晒してやろうかと言ったら 是非やめてくれと言われました。
呼び名は ともかく 晒しますが。
DSC06996amx14.jpg
これは記事のネタ用に お客さんから もらったものです。

DSC06997amx14.jpg
↑いきなり こうなるわけではありませんが、
こういう壊れ方をするのは事実です。
円周状にささくれるようなクラックが入る程度であれば
よく見かけます。
スプロケットのロックリングが締まっていれば、
ポロポロと落ちることはありません。
スプロケットの交換時などに気付くことになります。

こうなる原因として、ロックリングの締め過ぎ説や
チェーンオイルに侵された説などがありますが、
私は こうなる傾向にあることを知っているので
ロックリングを過度に締めたりはしません。
そもそもプラスチックなので 経年で加水分解することは
避けられないだけなのかも知れませんが、
シマノの廉価モデルのスプロケットの同じようなスペーサーで
こうなっているのを見たことが無いので
カンパニョーロ特有の現象と言っていいです。

DSC06999amx14.jpg
↑はじめは こんな感じで ささくれが発生します。

DSC06987amx14.jpg
で、代替品のCS-022ですが、

DSC06988amx14.jpg
DSC06981amx14.jpg
かつての9Sスプロケットのようにアルミ製に変わっていました。
これに仕様変更されたのは
12Sのコンポーネントに切り替わってからです。
つまり、カンパニョーロは現行品でもないコンポパーツの
スペアパーツを仕様変更したということになりますが、
これは かなり異例なことです。
よほど後ろめたいことがあったか、本国には破損事例の報告が
多く届いていたのかもしれません。
不思議なことに、このCS-022の4箱は
本国からの取り寄せではなく
日本の問屋さんが在庫していて 即納されました。
事例として把握していないとか言うわりには
在庫を潤沢に持っていたいうことです。
これ以上 追及はしませんが。

DSC06993amx14.jpg
2-CS-712も 常備を努めています。

DSC06982amx14.jpg
DSC06983amx14.jpg
↑こやつ
これは ささくれ状に割れるというより、
どこか1ヵ所を ニッパーで切ったような割れ方になることが多いです。
2ヵ所以上が切れている場合、スプロケットを交換するときに
ポロっと落ちることも よくあります。
タイムリーな話ですが 今日も1個売れました。
こちらのスペーサーは 削り出しで作るのが手間なのか、
アルミ製には(今のところ)なっていません。

DSC06979amx14.jpg
あるお客さんが使っているホイールのスペーサーが
完全に砕け散っていないものの
もしゃもしゃに割れ始めていたので、
当店で預かっている同じお客さんのボーラの後輪に付いている
スプロケットから 部品取りとしてスペーサーを抜いたのが
上の画像です。

DSC06984amx14.jpg
カンパニョーロ11Sのスプロケットは、
グレード外グレードの最廉価のものを除いた
スーパーレコード・レコード・コーラスでは
まず ローギヤ3枚のカタマリをフリーボディに通します。
次に2.2mm厚の円形スペーサーのCS-612を通し、
次に また3枚のカタマリのギヤを通します。
というのが 上の画像の状態です。

DSC06986amx14.jpg
この次に通すのが2.3mm厚の
五角形スペーサーのCS-712で、
これ以降は1枚歯とCS-612を交互に通していきます。


摩耗した11Sスプロケットを捨てるときは、
割れていなければスペーサーを取っておけば
役に立つことがあります。
実際、私が貯めておいた中古のスペーサーも
知り合いが割れて困っているときに
譲ったりした結果、いま 手元に1枚も残っていません。

CS-612の代替品のCS-022については
壊れることが無いと思いますので、
割れ事例で困ったことがある人は
必要分の確保をオススメします。
ローギヤの歯数に関わらず
11Tトップの構成なら3枚、
12Tトップの構成なら4枚 入っています。
メーカーからの販売単位は6枚セットですが、
当店では1枚からの単品売りをしています。

あ、そうだ、この事例
もしゃもしゃスペーサーくんとかどうでしょうか。

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2022/01/28 20:16 | edit

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