のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コメントのお返事(JIS組みにした理由)  

先日ピストバイクの前輪をJIS組みで組んだことについて
コメントをいただきました。
私は折に触れて「タンジェント組みの前輪はイタリアン組みが好き」と
書いていますが、
DSC05448amx.jpg
↑では何故これをJIS組みで組んだのかというコメントをいただきました。

私は基本的に「ヌポークの伸びる方向が左右で違う組み方」が好きではありません。
具体的にはJIS組み または逆JIS組みですね。
それならまだ逆イタリアン組みのほうが(ヌポークの事情的には)
マシだと思っているくらいです。
ではなぜJIS組みにしたのか。

上の画像のDTのリムですが、バルブの位置にラベルがあります。
DSC05760amx.jpg
↑あのホイールは415リム、この画像のリムは585ですが
ステッカーの向きに関しては同じです。
バルブ穴にドライバーを通していますが、
DSC05759amx.jpg
反対側のステッカーは90°位相がずれて貼ってあります。

DSC05764amx.jpg
あのピストホイールはリヤハブが両ねじだったので後輪もJIS組みにしていますが
ここでは仮にDTのリムでイタリアン組みにしたとします。
上の図の赤い線がステッカーの位置です。

バルブ穴の位置にステッカーが貼ってあるのならば
DSC05765amx.jpg
↑イタリアン組みで前輪を組む場合 こう組みたいですね。

DSC05767amx.jpg
↑こうなるのは 何となく嫌です。

DSC05769amx.jpg
ここで、仮に後輪がJIS組みの両ねじピストホイールだったとして、
後輪をひっくり返して使った場合
前輪がイタリアン組みだと「バルブの位置とステッカーの位相」が
前輪と後輪で変わってきます。

DSC05770amx.jpg
前輪がJIS組みならそういうことは起きません。
後輪をひっくり返したときに 一緒に前輪もひっくり返せばいいのです。
タイヤに前後方向が存在する場合はタイヤの方向も変えないといけませんが。

ところが、もし前輪のハブに前後左右の属性があるのならば話は別です。
DSC05785amx.jpg
↑このレコードハブは前後の属性があります。
逆さにつけるとロゴや文字が逆になります。

DSC05771amx.jpg
↑このレコードハブは前後の属性はないですが、
左右の属性があります。

DSC05773amx.jpg
ガタ調整のナットがリヤハブの場合 左側についているので、
フロントハブでも こちらを左側とみなします。

DSC05775amx.jpg
また、細かい話ですが グリスホールのフタのバンドにも
文字があるのでこれも右側から見て読める方向で取り付けるべきです。
「べき」と書きましたが、性能にはもちろん関係ありません。作法の話です。

DSC05777amx.jpg
↑このレコードハブはアルミ大径シャフトになる直前のモデルですが、
DSC05779amx.jpg
ハブの左右とも同じ形状でグリスホールのバンドにも文字がありません。
JIS組みしたとしても 前後や左右が逆向きになる要素のないハブです。

DSC05784amx.jpg
どうでもいいですが、これスチールシャフトの通常品ではなく
チタンシャフトモデルです。シャフトの端っこに文字が入っています。
仕事が細かいですね。
この文字は片側にしかないので厳密には これだけが「左右の属性」になります。

DSC05438amx.jpg
現行のレコードピスタハブ(冒頭の前輪のハブ)は先ほどのハブの
スチールシャフトモデルをベースにしていると思われますが、
このハブは前後左右を区別する要素が一切ありません。
で、DTのリムで組んでいるので もし後輪をひっくり返したときに
「バルブの位置にステッカーがあるかないか」の関係も追従できればと思い
JIS組みにした次第です。

「前後でバルブの位相をそろえて 横から見たときにステッカーの位置が違う」ことと
「JIS組みであること」とを秤にかければ 私には前者の方が嫌だと思えたのです。

これがもし ハブにロゴや文字が入っていて前後左右の属性があるなら
「ホイールをひっくり返したときに リムのステッカーの位置は前後で揃うものの
ハブの意匠が逆になる」ということになります。
その場合は たとえステッカーの位相が前後で違っても
ハブの意匠が逆さになるほうが嫌なので
何があってもひっくり返さない前輪=イタリアン組みで組んだと思います。

「前後左右の属性の存在しないハブ」と
「左右でステッカーの貼る位相が90°ずれているリム」という条件下で
私の「出来ればしたくないこと順」で考えたときに
今回はたまたまJIS組みという答えでした。

DSC05572amx.jpg
先ほどのオープンプロの記事の補足でもありますが、
現行モデルのステッカーはこうなっています。
仮に このリムで今回のピストハブで組むとなると、
前輪はイタリアン組みにしていたと思います。

冒頭の前輪のJIS組みは宗旨替えでも気まぐれでもなく、
一応 私なりの逡巡の結果です。
鋭いコメントをありがとうございました。
過去記事も含めてよく読んでいただいているようで恐縮です。

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2013/07/22 05:39 | edit

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