シリカのチタンボトルケージのモデルチェンジについて 
2022/12/18 Sun. 04:43 [edit]
シリカのチタンボトルケージ、SICURO(シクロ)が
モデル名の末尾にV2(ヴァージョン ツー)が付いて
仕様が変更されています。
パッケージが半分 箱型だったのが
厚紙への取り付けに変わり、
チタン製ボルトが付属しなくなりました。
以前のパッケージと付属ボルトについては
(→こちら)をどうぞ。

↑画像左がV1(と便宜上 呼ぶ)、右がV2です。
以下 記事中、左右に並んでいる場合は
左がV1で 右がV2です。
この角度から見ると違いは ほとんど分かりません。

まず、フレームに取り付ける プレートの形が違います。
それ以外の違いとして、溶接の仕上げが

V1下側

V1上側

V2下側

V2上側
V2のほうが溶接の仕上げビード(V1もV2も 2回溶接しています)が
小刻みになった代わりに長くなっています。

↑比べると こんな感じ

さらなる違いとして、V2のほうが
プレートの穴が長くなっています。

V1とV2の上の穴の端を合わせました。
V1に取り付け跡があるのは 私物だからです。

その状態でV1側から見ると
プレートの穴の長さの違いは分かりませんが、

ひっくり返して V2側から見ると
こうなります。

ボトルケージの位置を上げたい人もいれば
下げたい人もいるかと思いますが、
どちらかというと 下げたい人のほうが多いのではないでしょうか。
ダウンチューブのボトルがシートチューブのボトルに干渉して
奥まで入らないという場合に「上げたい」、
シートチューブのねじ山の位置が高めで
ボトルやツール缶が 妙に浮いた位置に付くのが
見た目にも重心的にも良くない場合に
「下げたい」となるケースが多いと思います。
それを調べるのに、
まずは V1とV2のプレートの上の穴の端を合わせて
タイラップで縛ってみました。

V1のほうが かすかに低いです。
うーん、V2のほうが めっちゃ下げられる!というのであれば
わざわざ買い換えるのですが、結果は(私の期待からは)逆でした。

つづいて、下の穴の端同士を合わせます。

先ほどよりは顕著に V2のほうが上に上がります。
V1を2個 付けていて、いま現在ダウンチューブのボトルが
シートチューブのボトルにすれすれだという人は
ダウンチューブのみ V2にしてもいいかもしれません。

あと 気になったのが このプレートの形状の違いです。

ふーむ・・・。
アルフレッド・ウェゲナーも こういう気持ちだったのかもしれん。

↑プレートの横側、V1を上にして

↑同・V2を上にして

こいつら もしかして・・・。
チタンの1枚板を上の図のようにカットしたあとに

さらに こういう風に切り出して

V1とV2のプレートを作っているのかもしれません。
SDGsに配慮したモノづくりということでしょうか。
どこまで本当かは分かりませんが
シリカいわく チタンボトルケージの部材からの使用率は99.9%で
材料をカットしたときの切り屑だけが唯一の廃棄物だと言っています
(プレートの長穴のために抜いた部材は 鋳つぶしているのか?)。
あるいは、ここまでキッチリ切り出していないとしても

↑この程度は やっていそうではあります。
V1のプレート形状で、溶接の仕上げと
プレートの穴の長さをV2に準拠させた仕様の
V1´(ダッシュ)、あるいはV3というのを出して
以降 V2と交互に出すようであれば この説は確からしくなります。
しかし、V1の形状だけで無限敷き詰めを考えると無駄が多いですが
V2の形状だけだと それほど無駄なく敷き詰められるので
もはや V1型のプレートは不要かも知れません。
先ほど SDGsと書きましたが、
シリカは ボトルケージ部分の中空チタンチューブの端材を
チタン製のストローとして仕上げて(※)売るくらいには
商魂たくましく、その商品について
リユーザブル(再使用可能)で サスティナブル(持続可能)だと
本国サイトに 本当に書いてあります。
意識高えな オイ。
※ストレート形状とベント形状の2本セットで
ベントのほうの曲げ加工と ロゴのレーザー刻印、
全6色展開の陽極酸化処理に 出荷前の超音波洗浄と
何かと手の込んだことをしているのは確かです。
モデル名の末尾にV2(ヴァージョン ツー)が付いて
仕様が変更されています。
パッケージが半分 箱型だったのが
厚紙への取り付けに変わり、
チタン製ボルトが付属しなくなりました。
以前のパッケージと付属ボルトについては
(→こちら)をどうぞ。

↑画像左がV1(と便宜上 呼ぶ)、右がV2です。
以下 記事中、左右に並んでいる場合は
左がV1で 右がV2です。
この角度から見ると違いは ほとんど分かりません。

まず、フレームに取り付ける プレートの形が違います。
それ以外の違いとして、溶接の仕上げが

V1下側

V1上側

V2下側

V2上側
V2のほうが溶接の仕上げビード(V1もV2も 2回溶接しています)が
小刻みになった代わりに長くなっています。

↑比べると こんな感じ

さらなる違いとして、V2のほうが
プレートの穴が長くなっています。

V1とV2の上の穴の端を合わせました。
V1に取り付け跡があるのは 私物だからです。

その状態でV1側から見ると
プレートの穴の長さの違いは分かりませんが、

ひっくり返して V2側から見ると
こうなります。

ボトルケージの位置を上げたい人もいれば
下げたい人もいるかと思いますが、
どちらかというと 下げたい人のほうが多いのではないでしょうか。
ダウンチューブのボトルがシートチューブのボトルに干渉して
奥まで入らないという場合に「上げたい」、
シートチューブのねじ山の位置が高めで
ボトルやツール缶が 妙に浮いた位置に付くのが
見た目にも重心的にも良くない場合に
「下げたい」となるケースが多いと思います。
それを調べるのに、
まずは V1とV2のプレートの上の穴の端を合わせて
タイラップで縛ってみました。

V1のほうが かすかに低いです。
うーん、V2のほうが めっちゃ下げられる!というのであれば
わざわざ買い換えるのですが、結果は(私の期待からは)逆でした。

つづいて、下の穴の端同士を合わせます。

先ほどよりは顕著に V2のほうが上に上がります。
V1を2個 付けていて、いま現在ダウンチューブのボトルが
シートチューブのボトルにすれすれだという人は
ダウンチューブのみ V2にしてもいいかもしれません。

あと 気になったのが このプレートの形状の違いです。

ふーむ・・・。
アルフレッド・ウェゲナーも こういう気持ちだったのかもしれん。

↑プレートの横側、V1を上にして

↑同・V2を上にして

こいつら もしかして・・・。
チタンの1枚板を上の図のようにカットしたあとに

さらに こういう風に切り出して

V1とV2のプレートを作っているのかもしれません。
SDGsに配慮したモノづくりということでしょうか。
どこまで本当かは分かりませんが
シリカいわく チタンボトルケージの部材からの使用率は99.9%で
材料をカットしたときの切り屑だけが唯一の廃棄物だと言っています
(プレートの長穴のために抜いた部材は 鋳つぶしているのか?)。
あるいは、ここまでキッチリ切り出していないとしても

↑この程度は やっていそうではあります。
V1のプレート形状で、溶接の仕上げと
プレートの穴の長さをV2に準拠させた仕様の
V1´(ダッシュ)、あるいはV3というのを出して
以降 V2と交互に出すようであれば この説は確からしくなります。
しかし、V1の形状だけで無限敷き詰めを考えると無駄が多いですが
V2の形状だけだと それほど無駄なく敷き詰められるので
もはや V1型のプレートは不要かも知れません。
先ほど SDGsと書きましたが、
シリカは ボトルケージ部分の中空チタンチューブの端材を
チタン製のストローとして仕上げて(※)売るくらいには
商魂たくましく、その商品について
リユーザブル(再使用可能)で サスティナブル(持続可能)だと
本国サイトに 本当に書いてあります。
意識高えな オイ。
※ストレート形状とベント形状の2本セットで
ベントのほうの曲げ加工と ロゴのレーザー刻印、
全6色展開の陽極酸化処理に 出荷前の超音波洗浄と
何かと手の込んだことをしているのは確かです。
category: その他 機材の話
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