R-SYSの音鳴りについて 
2013/08/19 Mon. 14:27 [edit]
昨日の記事とも関連しますが 別件でお問い合わせもあったので。

R-SYSですが、構造上 走行時の下半分(特に接地面からの垂直線上)は
荷重によって スポークヘッドがハブ内部のスポークリングにグリグリ当たっているはずです。
もちろんスポークがガタガタするほど ゆるく組まれてはいませんが、
接触面に削れた跡ができるくらいのグリグリは発生しているわけで、
これは金属(アルミ)同士の接触なので音鳴りの原因に十分なりえます。
スポークヘッドの首元にケヴラーっぽい布を当てていることから
メーカーの方でもスポークがハブ内部方向に抜ける現象は
認知しているものと思われます。

↑スポークヘッドとハブシェルの間の青いのが「ケヴラーっぽい布」です。
これのおかげでスポークヘッドとハブシェルの間では音鳴りはしないはずです。
R-SYSはニップルを増し締めしてもカッチリ感には ほとんど関係しませんが、
「走行時に座屈方向の力がスポークにかかったとき スポークヘッドがハブ内部に抜ける量」は
ニップルの増し締めによって軽減されると思われます。
それと合わせてスポークリングとの接触面にグリスを塗ることで
音鳴りは無くなるか軽減されます。
少なくとも私の経験上ではそうでした。
昨日のR-SYSは音鳴りでお預かりしたわけではないので
ニップルの意識的な増し締めはしていませんが
(振れ取りをしましたが、おもにかすかに締める方向で調整してはいます)
接触点へのグリスの塗布はしました。
「構造上 音鳴りが避けられず、いま鳴っていないR-SYSは
まだ鳴っていないだけ」というくらい頻発する症状なので
お困りの方は一度これで対処してみてください。

R-SYSですが、構造上 走行時の下半分(特に接地面からの垂直線上)は
荷重によって スポークヘッドがハブ内部のスポークリングにグリグリ当たっているはずです。
もちろんスポークがガタガタするほど ゆるく組まれてはいませんが、
接触面に削れた跡ができるくらいのグリグリは発生しているわけで、
これは金属(アルミ)同士の接触なので音鳴りの原因に十分なりえます。
スポークヘッドの首元にケヴラーっぽい布を当てていることから
メーカーの方でもスポークがハブ内部方向に抜ける現象は
認知しているものと思われます。

↑スポークヘッドとハブシェルの間の青いのが「ケヴラーっぽい布」です。
これのおかげでスポークヘッドとハブシェルの間では音鳴りはしないはずです。
R-SYSはニップルを増し締めしてもカッチリ感には ほとんど関係しませんが、
「走行時に座屈方向の力がスポークにかかったとき スポークヘッドがハブ内部に抜ける量」は
ニップルの増し締めによって軽減されると思われます。
それと合わせてスポークリングとの接触面にグリスを塗ることで
音鳴りは無くなるか軽減されます。
少なくとも私の経験上ではそうでした。
昨日のR-SYSは音鳴りでお預かりしたわけではないので
ニップルの意識的な増し締めはしていませんが
(振れ取りをしましたが、おもにかすかに締める方向で調整してはいます)
接触点へのグリスの塗布はしました。
「構造上 音鳴りが避けられず、いま鳴っていないR-SYSは
まだ鳴っていないだけ」というくらい頻発する症状なので
お困りの方は一度これで対処してみてください。
category: ホイールの話
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