アサヒのエアロを使い回せ 
2013/08/24 Sat. 23:55 [edit]
今日もホイー(以下略)。

お客さんからホイールをお預かりしました。
アンブロージオのエクセルライトSSCリムと現行レコードハブの後輪です。

買ったものの使っていないそうです。

スポークはDTコンペで、イタリアンロクロク組みで組まれています。
今回 用があるのは このハブです。

もうひとつホイールをお預かりしています。
アメリカンクラシックCR350リムと 同社のハブの前輪です。

スポークはアサヒの15番エアロです。
スポークヘッドの文字がアサヒの「A」になっています。
このスポーク、非常に軽くて硬いのですが
硬くて うにょーんが出にくい反面 首折れが起きやすいスポークです。
CX-RAYが出る前から存在していたスポークですが、
エアロバテッド部分はCX-RAYより やや厚いものの
ねじ部分の番手が15番(1.8mm径)なので
14番(2.0mm径)しか存在しないCX-RAYよりも細く、
その点では軽さに関して有利です。
ばらしたところ294mmが32本で165.3gでした。
294mmについてですが、スポークの長さを加工した形跡が無いので
スポークの比重を求めるサンプルとしての価値はあります。
165.3(g)÷32(本)÷294(mm)は0.01757・・・です。
2.0mmプレーンの基準値が0.0257ですから
このスポークの比重は68.3%となります。
サンプルが1種類の長さで32本だけと少ないですが
同じスポークの違う長さで それなりの数を量り続けたとしても
プラスマイナス1%以上の変動はないと思います。
CX-RAYは64.5%(当店調べ)なので かなり肉薄しています。
CX-RAYのほうが14番なのに軽いのがすごい、という見方も出来ますが・・・。

で、このCR-350リムとアサヒの15番エアロと先ほどのレコードハブで
スポークを使い回してホイールを組んでほしいというのが お客さんの希望です。
絶版スポークなので、CX-RAYなどで組み換えてしまうよりは
使えるなら使いたいということなのでしょう。
前輪はスモールフランジのロクロク組みで リヤハブのほうがラージフランジですから、
スポークのねじ部分側の非バテッド長さによっては
スポークカッターで長さを調整することにより使い回せそうです。
このホイールのお客さんですが、持っているホイールは完組みより手組みが多く、
その手組みの大半はお客さん自身で組んだものなので ホイールが組めるはずなのです。
「右落としとか左落としとか気にせず まったくのランダムでスポークをハブに通す
→とりあえず片側を組んでみる
→もう片側はスポークの交差がバルブ穴をまたがないように組む」という
JIS・逆JIS・イタ・逆イタが運次第という野生のホイール組み
ではありますが、組んだ数自体はその辺のショップ店員よりは
よほど多いと思われますので ホイール自体はちゃんとしたものを組める人です。
しかしスポークカッターを持っていないので今回 私に頼んだのでしょう。

スポークを使い回せ、とは言われていますが
ヨンロク組みするなとは言われていません。クックックッ。

フリー側4本組みの長さにカット可能だったので ついやってしまいました。
上の画像の上の束が反フリー側6本組み用(こっちも少し切っています)、
下の束がフリー側4本組み用です。

組めました。

右落としで

イタリアン組み!

アルミニップルは使い回しではなく新しいものにしました。
これはお客さんの希望ではなく 私の判断です。

お客さんからホイールをお預かりしました。
アンブロージオのエクセルライトSSCリムと現行レコードハブの後輪です。

買ったものの使っていないそうです。

スポークはDTコンペで、イタリアンロクロク組みで組まれています。
今回 用があるのは このハブです。

もうひとつホイールをお預かりしています。
アメリカンクラシックCR350リムと 同社のハブの前輪です。

スポークはアサヒの15番エアロです。
スポークヘッドの文字がアサヒの「A」になっています。
このスポーク、非常に軽くて硬いのですが
硬くて うにょーんが出にくい反面 首折れが起きやすいスポークです。
CX-RAYが出る前から存在していたスポークですが、
エアロバテッド部分はCX-RAYより やや厚いものの
ねじ部分の番手が15番(1.8mm径)なので
14番(2.0mm径)しか存在しないCX-RAYよりも細く、
その点では軽さに関して有利です。
ばらしたところ294mmが32本で165.3gでした。
294mmについてですが、スポークの長さを加工した形跡が無いので
スポークの比重を求めるサンプルとしての価値はあります。
165.3(g)÷32(本)÷294(mm)は0.01757・・・です。
2.0mmプレーンの基準値が0.0257ですから
このスポークの比重は68.3%となります。
サンプルが1種類の長さで32本だけと少ないですが
同じスポークの違う長さで それなりの数を量り続けたとしても
プラスマイナス1%以上の変動はないと思います。
CX-RAYは64.5%(当店調べ)なので かなり肉薄しています。
CX-RAYのほうが14番なのに軽いのがすごい、という見方も出来ますが・・・。

で、このCR-350リムとアサヒの15番エアロと先ほどのレコードハブで
スポークを使い回してホイールを組んでほしいというのが お客さんの希望です。
絶版スポークなので、CX-RAYなどで組み換えてしまうよりは
使えるなら使いたいということなのでしょう。
前輪はスモールフランジのロクロク組みで リヤハブのほうがラージフランジですから、
スポークのねじ部分側の非バテッド長さによっては
スポークカッターで長さを調整することにより使い回せそうです。
このホイールのお客さんですが、持っているホイールは完組みより手組みが多く、
その手組みの大半はお客さん自身で組んだものなので ホイールが組めるはずなのです。
「右落としとか左落としとか気にせず まったくのランダムでスポークをハブに通す
→とりあえず片側を組んでみる
→もう片側はスポークの交差がバルブ穴をまたがないように組む」という
JIS・逆JIS・イタ・逆イタが運次第という野生のホイール組み
ではありますが、組んだ数自体はその辺のショップ店員よりは
よほど多いと思われますので ホイール自体はちゃんとしたものを組める人です。
しかしスポークカッターを持っていないので今回 私に頼んだのでしょう。

スポークを使い回せ、とは言われていますが
ヨンロク組みするなとは言われていません。クックックッ。

フリー側4本組みの長さにカット可能だったので ついやってしまいました。
上の画像の上の束が反フリー側6本組み用(こっちも少し切っています)、
下の束がフリー側4本組み用です。

組めました。

右落としで

イタリアン組み!

アルミニップルは使い回しではなく新しいものにしました。
これはお客さんの希望ではなく 私の判断です。
category: のむラボ日記
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