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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

EA90RTさん  

イーストンのチューブレスホイールをお預かりしました。
DSC07397amx.jpg
振れとセンターのチェックをご希望です。
前輪はセンターがバッチリで 振れが1ヵ所ありました。
おそらくは 使って出た振れではなく 丸スポークのねじれが「パキーン」と
戻ったために出た 振れです。
「スポークが1ヵ所だけ ゆるむ」も そうですが、
初期振れとしては よくある現象です。

後輪は かなりセンターがずれていました。
前輪ほどではないですが 振れも少しあったので
それも取りつつセンター出しをしました。

イーストンのホイールはショップが触ってはいけません。
これはメーカーの意向です。
メーカーの意向なので日本の代理店の意向も同様です。
「振れ取りやスポーク交換、リム交換は代理店まで送るように。
そこ以外での作業は認めません」というのは
イーストンホイールの前身のヴェロマックスホイールから
そもそもそういう方針です。

現行のイーストンホイールの代理店さんが開いた
技術講習会を受講した人間は制約付きで触ってもいいのですが、
私個人はこれに該当します。
のむラボとしては受講していません。

もし 今日したこの作業を罪というのであれば、
フレームにセットすれば一発で看破できるようなセンターずれのホイールを
世に出すことのほうが罪だと思うのですが・・・。

メーカーが出したセンターずれのあるホイールを、
代理店も 売ったショップもそのままの状態で
最終的にお客さんに渡しています。
センター出しするのはどこでもいいんですよ、メーカーや代理店でなくとも。
最悪でも 売ったショップが水際阻止すればいいんです。
売ってないショップ(当店)にされてしまっているようではいけません。

DSC07399amx.jpg
「後輪の反フリー側がゆるいんですが・・・」ということですが、
このスポークの構成で この組み方なら この程度です。
一概には言えませんが スポークテンションは 大雑把には
「前輪≦フリー側」で「フリー側×0.7≒反フリー側」くらいです。
いま0.7と書いた係数も組み方によって変わります。
私が手組みホイールでしたいことは つまるところ
この係数を なるべく1に近づけたいということです。

DSC07402amx.jpg
チューブレスなのでリム内側にしかニップル用の穴がないわけですが、
ハトメのようなものを入れています。
これがより良い構造だから、というのもあるかもしれませんが 多分特許侵害避けです。

DSC07398amx.jpg
↑このロードチューブレスとあるロゴですが、
「ロードチューブレスという一般名詞」ではなく、
「RoadTubelessという名前の規格」です。
言いだしっぺのハッチンソンのタイヤについているロゴでもあり、
スペシャライズドやソーヨーのタイヤにも同様のロゴがあります。
だって作ってるところは同

世界的に見ればRoadTubelessは
ロードチューブレスのシェアを寡占的に支配していますが、
それでも非RoadTubelessのロードチューブレスを
可能な限り排除しようという動きがあります。

某社の2WAY-FITも、当初IRCのチューブレスタイヤには
適合しないというアナウンスをしていました。
政治的理由ではなく安全が確認されていないから、
という建前の政治的理由にしか思えないのは邪推でしょうか。

あれ来客かなこんな時間に誰だろう

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