のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

半コンペ(悪あがき)VSエボハブで組んだ(ハブの選定)  

今日もホイー(以下略)。
DSC08409amx.jpg
のむラボホイール1号を組みました。
前後とも20Hがお客さんのご希望なので
DSC08410amx.jpg
久しぶりにTniエボハブの出番です。
前後とも20Hであれば当店にまだ少しあります。
エボハブのリヤ24Hが在庫切れなので
フロント20H・リヤ24Hのホイールは
リーフハブで対応しますが、前後20Hであればエボハブで組めます。

DSC08411amx.jpg
結線はしていますが、仮にしていなかったとすると
ヨンヨン組みなので 半コンペによる左右異径組みでしか
ホイールの左右バランスを是正するポイントがありません。

先日のことですが
「左右スポークのテンション差是正については、ハブの形状が支配的で~」という
コメントをいただきました。ギクーッ!確かにその通りです。

あえて ヌルいホイールを狙って組むのでもない限り
後輪のフリー側と前輪の左右は リムの限界の9割くらいで
スポークを張ってしまうわけです。

「9割くらい」と さらっと書きましたが
この辺のちょっとのニップルの締め緩めは非常に絶妙です。
私の場合 ある基準値に沿って組んではいますが、
それにはスポークテンションメーターが不可欠です。
この道具無しには(少なくとも私は)ホイールを組めません。
職人の勘というやつだけを恃むのは単なる驕りだと思います。
そういう「勘違い」で組まれたホイールを使うのはお客さんですから。

話がそれましたが、ハブの寸法はどうあれ どのみちリムに応じた
ある同じくらいのスポークテンションでホイールを組む
わけです。
となると、ホイールの性質を決定するのは基本的にはハブの寸法です。

DSC08412amx.jpg
例えば、ナローフランジで横剛性が出るわけがありません。
というアメクラやゴキソのハブの構造的欠陥について書くと
「頑丈なリムを選んでスポークテンションを張ればいい」という
趣旨のコメントをいただいたりします。それでいけるのであれば
リム直下にシングルフランジを設定してテンションをカンカンに張ればいいのです。
これで横剛性が出るならとっくにこういうホイールだらけになっているでしょう。
スポークがリムの前面投影面積に隠れるのでエアロ的にもいいですね。

スチールスポークとは比較にならないくらい完全剛体に近い
変形量の少なさを持った材質と断面積の扁平なブレードを「スポーク」と見なし、
3~5本のスポークでホイールを作る、というのは現実に存在します。
回りくどい言い方ですがバトンホイールです。
といっても これはテンション構造ではないので 一般的なスポークによるホイールと
同じものとして考えることはできません。


いや 何が言いたいかというと 今日組んだ この後輪、
結線前で左右のスポークテンション差が少なかったのですが、
それは半コンペにしたというよりも まずエボハブのハイローフランジが
影響しているのでは?という話です。
私は普段 左右異径異本組みを指して よく「悪あがき」と書きますが
これは謙遜ではなくて「組み方以前のハブの選定」の要素の大きさを
決して軽く見ていません、ということです。

ついさっき
「結線はしていますが、仮にしていなかったとすると
ヨンヨン組みなので 半コンペによる左右異径組みでしか
ホイールの左右バランスを是正するポイントがありません。」
と書いてますが、これはホイールの組み方やスポークの番手以前に
それら自体が乗っている「土台」であるハブの寸法を見逃しています。
久しぶりに20Hのエボハブで後輪を組んで目が覚めた思いがしました。

category: のむラボホイール

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2013/12/27 22:08 | edit

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