のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ZIPP808さんと404さん  

お客さんからZIPPをお預かりしました。
DSC08854amx2.jpg
808の後輪と404の前輪です。
後輪の用件は「フリーのときにクランクが供回りする」です。

フリーボディのラチェットの内部抵抗がチェーンやリヤメカやBBの抵抗よりも
大きいとそういうことが起こります。
マヴィックなどは防水のゴムシールを介してフリーボディとリヤハブ体が
常時接触している半クラッチ状態なのでこれが特に起こりやすいです。

実走時にペダルをこいでいる間は関係ない話ですし、
フリーにかかってもペダルに足が乗っていれば
そっちの抵抗のほうが大きいので供回りは起きません。
が、バイクをスタンドに乗せて整備しているときなどに起こるので
これが気になるという方も多いです。

DSC08852amx2.jpg
↑純正のままの状態ですが、フリーのグリスが糸を引くくらい
粘っこいのが見て分かります。
洗ったのちグリスの粘度を調整して再組み立てすると
フリーのラチェット音が変わって抵抗も減り 供回りも解消しました。

DSC08853amx2.jpg
あれ?このハブでシマノ11S対応って存在してましたっけ?

DSC08860amx2.jpg
「このハブにはシマノ11S用フリーが無いから」という理由で
組み換えをお願いされたことが何度もあるので・・・。

後輪の808は振れほぼ無し、センターばっちりで
前輪の404は振れなし、センターちょっとずれ くらいだったので
どちらも直しました。
WOタイヤだったのでタイヤとチューブを外して作業しましたが、
前輪はバルブナット用のねじが切っているタイプのバルブに
バルブナットをつけていたので カタカタ音防止テープ(→こちら)に交換しました。

DSC08857amx2.jpg
バルブナットと バルブにテープを巻くのとではちょっと違う点があります。
どちらもリムとの干渉の音(カタカタ音)を止めますが、
バルブナットはリムに跡が残りますね。

話がそれますが、上の図はチューブです。
バルブの根元は通常のゴムと材質が違うので
修理用のパッチがくっつきません。
厳密に言うとゴムのり(硫化剤)に反応しないのでパッチがつきません。

DSC08858amx2.jpg
話を戻します。
バルブの出しろというのは 実は空気圧によって変わります。
空気圧が上がるとバルブはそれだけホイール内側に飛び出すのですが、
チューブの空気を一気に抜いたり 長い間空気を入れなかったりして
空気圧が下がるとバルブはリム内部に引っ込みます。

空気を充分に入れてからバルブナットをしっかり締めこむと
空気圧が下がったときに
「バルブが引っ込みたいけれど バルブナットがそうさせない」と
いう現象が起きます。

DSC08859amx2.jpg
これを長い間繰り返すと バルブから数cm離れたチューブ内側の2ヵ所が
ふくらんできてチューブの厚みが薄くなり、
最悪の場合パンクするということが起こります。
これがあるので私はバルブナットを使いません。

テープの場合はバルブの上下運動を妨げないのでOKです。

DSC08855amx2.jpg
↑タイヤにチューブを入れただけの状態

DSC08856amx2.jpg
↑空気圧を7barにした状態
バルブの持ち上がり具合が違います。

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