のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レコードでレコードを組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC08965amx2.jpg
お客さんからリムをお預かりしました。
カンパニョーロのレコードというリムです。
実測390gのリムですが、ホイール組み時のなじみ出しの感触では
もっと重いリムかと思うくらい 頑丈なリムでした。

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2本まとめて包装ラップに包まれていたのですが
ラップが破れている部分があり、
破れのあったほうのリムのハトメだけが全面的に錆びています。
保存状態のちょっとの差でこうなってしまうんですね。

この手のクラシカルなローハイトリムですが、リム内径は似たり寄ったりです。
ハブの寸法の違いでスポーク長がちょっと変わるくらいなので
昔ながらの自転車屋さんは リムを見ただけで
「32Hの6本組みなら○○○mm」みたいに経験的に近似値を言い当てられます。
私は 未知のリムはすべて内径を実測していますが、このリムには驚かされました。
ハトメの部分が肉厚なので スポーク長さを計算する上での
リム内径が大きくなってしまうのです。
多分私が今まで実測したなかで 最も大きな内径のリムです。
ハブはレコードで組みますが、後輪の8本組みで310mmを余裕でオーバーしました。

DSC08969amx2.jpg
この時代のカンパニョーロのリムは、
メーカーロゴのステッカーと
DSC08970amx2.jpg
リムのモデル名のステッカーが逆方向になるように貼ってあります。
これは間違いではありません。

2つのステッカーはリムの対岸同士の位置関係くらいに貼ってあるのですが、
DSC08973amx2.jpg
「どちらかのステッカーが正方向で読めるように下にした状態で、
DSC08972amx2.jpg
上を見ると もう片方も正方向で読めるように」貼ってあるからです。

DSC08974amx2.jpg
前輪が組めました。

DSC08975amx2.jpg
CX-RAYイタリアンロクロク組み(普通の6本組み)です。
ハブはレコードです。レコードハブといっても たくさんありますが、
アルミシャフト化するひとつ前の スチールシャフトのレコード時代の
チタンシャフト仕様のレコードです。

左右の区別というか概念が無いハブに見えますが・・・
DSC08977amx2.jpg
↑チタンシャフト仕様は シャフトの端の片側にCAMPAGNOLOの印字があるので
こちらを進行方向から見て右側にします。

DSC08978amx2.jpg
イタリアン組みで組んでしまえば
組み方が左右の概念になり 見分けやすくなります。

DSC08980amx2.jpg
後輪も組めました。
8本組みが出来ないので半コンペヨンロク組みにしています。

DSC08983amx2.jpg
フロントハブと同世代のレコードリヤハブで、これもチタンシャフト仕様です。

DSC08985amx2.jpg
このハブ、右フランジ幅が18mm台です。
現行の11Sハブも これと同じようなものですが、
これが出た当時としては異常なオチョコのきつさでした。
フリーボディの奥の部分、こんなに分厚くするなら
もっと右フランジを外に出せばいいのに、と思ってしまいます。
ただ この9Sフリーには 現行の11Sスプロケットが付きますので、
(特に先取りしなくてもいい)時代を先取りしていたという見方も出来ますね。

DSC08988amx2.jpg
↑リヤハブも右シャフトの端に印字があります。

DSC08989amx2.jpg
この時代のリヤハブには12Tトップ用の
ロックリングが付属しています(上の画像 左)。
カンパニョーロの考えではロックリングはリヤハブに属するもので
あったらしく、スプロケットにはロックリングが付属していませんでした。
ただ、11Tトップのスプロケットを買うと
11Tトップ用のロックリングが付属していたので、
11T派の人は11T用のロックリングが貯まる一方でした。

10S時代の後期からは ロックリングはスプロケットの付属品となり、
リヤハブには付いてこなくなりました。

で、このロックリングが貴重なんです。

DSC08992amx2.jpg
↑画像上が現行のロックリングで 下が旧ロックリングですが
現行品はねじ山の外径が27mm、旧品は26mmで互換性が全く無いのです。
上の画像では左でねじ山を合わせているので 右でずれているのが分かります。
このハブの9Sフリーには11Sのスプロケットが付きますが、
ロックリングは旧品を使わないといけません。
無くすとえらい目に合います(私は腐るほど持っていますが)。

DSC08993amx2.jpg
DSC08994amx2.jpg
↑現行品は カンパニョーロのスプロケットホルダーにロックリングが付いているので、
ホルダーに かつて付いていた「ロックリング状のフタ」は もう付いていません。

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