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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

パワータップハブでホイー(以下略)  

今日もホイー(以下略)。
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パワータップのG3ハブをお預かりしました。
新品ですが、バラバラの状態で届いているわけではありません。

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うん、まあまあ やる気は感じられたのですが、
そんなことは関係ありません。

このハブ、28Hなのですがヨンパチ組みをご希望です。フヒヒ。
リムはXR200を使うので のむラボホイール5号ということになりますね。

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組めました。

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半コンペヨンパチ組み反フリー側結線あり仕様です。

DSC09399amx2.jpg
「昨日今日思いついた組み方を 売り物にしない」のが私の方針なので
この店を開けるまでに 手組みでありうる組み方を概ね試したわけですが、
28Hのヨンパチ組みだけは 最近思いついたので実験的要素があります。
大変ありがたいことに この組み方を指定してくださった
たくさんの方のおかげで だいたいデータは集まりました。
初めのほうは かなり強引な誘導があったような気がしますが、
おかげさまで定番メニューとなりました。

今回はそこそこラージフランジハブでローハイトリムだったので
反フリー側のスポーク長さが CX-RAYの国内取り扱い最長長さギリギリでした。
これはこのブログでいうところの「真の最接線組み」で組んだことと関係しています。

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ラジアル組みの場合のスポーク長さは
単純にハブフランジ径の大小とリム高の高低の 足し算引き算で決まる感じです。
ラージフランジとスモールフランジのハブ、ローハイトリムとディープリムが
それぞれ1種類ずつあるとすれば
「ラージフランジ/ディープリム」が最もスポークが短く、
「スモールフランジ/ローハイトリム」がスポークが最も長くなります。

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これが「可能な限りn本組みのnを大きく取るタンジェント組み」、
つまりこのブログでいうところの最接線組みだと
どうなるかを ラジアン感覚的に考えてみます。
リム側の穴はX軸のマイナス領域で最もY軸寄りの穴になります。
この穴から時計回りにみて次の穴は Y軸を越えて
同じ距離同じ角度だけ離れた位相にあるものとして考えます。
要は Y軸は2つのリム穴の ちょうど真ん中を通っているということです。
4で割ると偶数になるホール数の場合、最接線組み時のハブ穴は
リム側と同じ条件で Y軸のプラス領域で最もX軸に近い穴になります。
その2点を結んだのが上の図の赤の実線で、
これがスポークの軌跡であり 長さですね。

DSC09393amx2.jpg
で、このリムのままで よりラージフランジのハブに置き換えた場合を考えてみます。
ハブ側の穴は、先ほどのスモールフランジの穴を通る
ハブ軸中心(原点)からのラジアル線の延長がフランジに当たった位置になります。
これを結ぶとラージフランジで組んだときのスポークの軌跡と長さになります。
それが上の図の赤の破線です。
ラージのハブ穴の場合 よりY軸のプラス方向に穴が移動することになるので、
多少のフランジ径の違いでは スポーク長さは 実はそれほど変わりません。
パワータップハブの旧モデルの、ラージフランジの原点から穴の中心までの
長さ(つまり半径)は35mmです。
現行のG3は28.5mmになります。
この2つのハブで仮にXR200リムの24H反フリー側6本組みを計算した場合、
スポーク長さの違いは1mmあるかないかくらいです。
実際はG3がXmmマイナス0.4mm、
旧ハブがXmmプラス0.4mmくらいになったので
四捨五入すると1mm単位での概算値は同じになりました。
何が言いたいかというと上の図の赤の実線と破線の長さは
ほとんど同じくらいだということです。

DSC09394amx2.jpg
次に 4で割ると奇数になるホール数で、x軸に最も近い穴ではなく
x軸上の穴で組む場合を考えます。
リム穴の位相は先ほどと同じです。
それでハブ穴がX軸を踏んでいる(越えてないよ!)nが最大のn本組みが
このブログでいうところの真の最接線組みというやつですね。
それのスモールフランジとラージフランジのスポークの軌跡が
上の図の青の実線と破線ですが、先ほどと違い
フランジ径がスポークの長さに与える影響が 大きくなったのが分かります。
G3ハブと旧ハブでXR200の28Hの8本組みをする場合、
概算の長さが2mmも違ってくるのです。

今回組んだホイールはG3ハブだからギリギリOKでした。
もしこれで旧ハブだった場合は反フリー側の8本組みが出来ません。

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この考えを突き詰めていくと、超スモールフランジでは
ラジアル組みと(真を含む)最接線組みのスポークの長さの差が小さくなっていき、
フランジが点になるとラジアル組みの軌跡に収束します。
なので反フリー側がスモールフランジになればなるほど左右異本組みの
ホイールバランスに対する是正度は低くなっていきます。
それなりのハイローフランジのハブで組めば
手組みホイールでも左右異本組みがあまり効いていないのが分かります。
するとしないでは違うので やりますが。

「カンパニョーロやフルクラムのホイールくらいの超ハイローフランジなら
別に反フリー側がラジアル組みでもいいや」と私は考えていますが、
あれらはそれ以前に2:1スポーク数の左右異数組みなので
そっちの方がスポークテンションの左右差の軽減に効いてしまっていて
超ハイローフランジ単体の恩恵は感じにくくなっています。

パワータップのG3ハブは左右同径のラージフランジなので
ヨンパチ組みすると「フヒヒ これは」となる、という話でした。

category: のむラボホイール

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