のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

アイアンクロスリムで前輪を組みました  

後輪を組んでから日があいていますが、
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相方の前輪を組みました。

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エボディスクハブII 28H CX-RAYロクヨン逆イタリアン組み結線ありです。

このホイールのお客さんは
100mm幅15mmスルーアクスルとクイックの併用をご希望ですが、
エボディスクハブIIのアダプターでどうしても分からないことがあり
問屋さんに問い合わせていました(解決済み)。
結果でいうと私のカンチガイで、勉強になりました。
お手数をかけさせて申し訳ありません。

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レーシング1 2WAY-FITさん  

お客さんから レーシング1の後輪をお預かりしました。
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スポークにリヤメカを巻き込んでしまったとのことです。

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まず、ヤマアラシさん方向のスポークが えぐれつつ 変形していて
大きさから これが初撃ということになりますが、
ヤマアラシさん方向がやられたのは
最終交差よりハブ側で巻き込んだためだと思われます。

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初撃の位相のちょうど対岸あたりで、
反ヤマアラシさん方向のスポーク2本が続けて変形していました。
こちらは最終交差よりも リム寄りの位置で 変形しています。

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交換しました。

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レーシングゼロ ナイトさん  

お客さんから レーシングゼロナイトをお預かりしました。
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上の画像は作業後の状態ですが、
ハブのオーバーホールと

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スポークの おしゃれ泥棒を ご希望です。

ハブのオーバーホールですが、
フロントハブは必要を感じなかったものの
お客さんの希望であるということと
何ともないという予断を以って開けてみれば
実は ダメだったという場合もあることから

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やりました。何とも無かったのですが。
洗浄とグリスアップはしています。

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その前に、左右のエンドに5mmアーレンキーをかけると
右側が先に外れました。パオーン!(→こちら
なお、スパナをかける部分に 薄口スパナ(たぶんハブスパナの14mm)を
かけた痕跡がありますが、私は まだここにスパナをかけていません。

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右エンドを強めのねじ止め剤でグッと締めたあとで、
厚口(というか幅ちょうど)の14mmスパナをかけて
左エンドを先にゆるめることが出来ました。
上の画像では やっていませんが、
玉当たり調整ナットの固定ねじを先にゆるめておくと
左が先に外れやすくなる、というアドバイスを
先日 カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんからいただきました。

ステムのねじを締めていると
カーボンコラムのプレッシャーアンカーが抜けにくいのと 同様の現象が
このサイズこの材質この締め付けトルクで
現実レベルで起こるかどうかは知りませんが、
理論上 ゆるめておいたほうがいいのは確かです。

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つづいてリヤハブ。
フリーボディの爪起こしバネに変形はありません。
というのは問題ではなくて、

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なぜか年代的にあり得ない
黒ボールレースが入っています。

お客さんからは 近所のショップでの交換履歴があると聞いてはいましたが、
これはひどい。
ひとつ前の記事で「スペアパーツの品番を変えずに仕様変更するのは
よっぽど後ろめたいことがあるからだ」ということを書きましたが、
好意的にみれば 同じ価格(←品番が同じなので)で
新仕様のパーツに いち早く移行してほしいという
気持ちの表れと取れなくもありません。
何度か書いたと思いますが、カンパニョーロは絶対に認めないでしょうが
黒ボールレースと銀ボールレースは耐摩耗性能について
確実に大きな隔たりがあります。
銀ボールレースは 玉当たり調整がガタガタにゆるい状態で
よほど経年使用した場合を除いて、私の知る限りセラミック球相手(USB)でも
虫食いを起こした例はありません。
じゃあ何で銀ボールレースを常備しているのかというと、
黒ボールレースの虫食いを 銀ボールレースで補修するためです。
用途は ほぼそれに限られます。

当店にも 移行に際して あぶれた黒ワンと黒玉押しの在庫がありますが、
おそらく もう使うことはありません。
価格も品番も銀ワン 銀玉押しと同じなので、
わざわざ虫食いやすいほうを使う理由が無いからです。

ちなみに、レーシングゼロナイトのフロントハブは
新型小径ベアリングですが、小径の黒ボールレースというのは存在しません。
リヤハブは従来通りのサイズなので、
店頭にあった在庫を ぶち込まれたのでしょう。
というか、元の銀ボールレースが
本当に交換を必要とする状態だったのかどうかすら怪しい。
それぐらい、銀は強いのです。

「悪意なく在庫品で補修しただけ」という可能性がある?
それだと 黒と銀の性能差を知らないショップということになるので
それはそれでヤバいです。

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右側の玉押しは きれいに摩耗してますが、

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左側は錆びっぽい色になっています。

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で、左側のワンに ひどくは無いものの虫食いがありました。
外す前にあえて再圧入をしたところ グッと入る手応えがあったので
圧入が甘く 玉押しとの平行が出ていなかった可能性がありますが、
虫食いの事実があるので 要交換なのには変わりません。

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↑セラミック球も傷んでいました(上の画像 左)。
左右とも新品(同 右)に交換しておきます。
右側のボールレースは現状 問題は無いと思うのですが、
黒ボールレースのUSBは 玉当たり調整やグリスアップを
適正に行っても かなり高い確率で虫食うので後顧の憂いは断っておきます。

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黒ワンを抜きました。

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銀ワンを圧入しました。グッと。

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組み付けました。
やっぱり、銀ボールレースは「黒ボールレースの補修」にしか
ほぼ 使わないということです。

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おしゃれ泥棒で外したフロントスポーク、
刻印は縦並び横2本「= ←こんな感じ」のはずですが、
刻印ミスで のっぺらぼうに見えます。
一応、画像でいうと右端のほうに それらしき跡はあるのですが・・・。
スポークの性能的には全く問題ありません。
スペアスポークとして持っておけます。

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FLOのアルカーボンリムの前輪のスポークを黒く塗・・・組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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先日ハブを交換した後輪の相方です。
お客さんの希望でクロスポーク(→こちら)にしたがために
ギンスポークで組まれた前輪もクロスポークにする必要があります。

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FLOハブ20H フード直下がプレーンの特殊CX-RAY
反ヌポークラジアル組みです。
これを黒CX-RAYで組み換えることに どれほどの意味があるのか・・・。

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それは よくない。

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塗りかえ・・・ではなく 組み換えました。

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本当に 組み換えてますって!

先日のリヤリム(WH239)が95mm高のところ
こちらはWH238というモデルで62.5mm高ですが、
なぜか(すっとぼけ)リム内径は同じです。
WH238から239に組み換えるとして、
スポークと組み方が同じでいいなら 使い回せるということです。

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前輪がギンスポークなら組み換えは不要で
点検だけとなっていたところでしたが、組み換えた意義はありました。
上の画像の銀色の筋は、左ブレーキゾーンに 一周にわたってある
金属片による摩耗痕ですが、縦振れを追い込んだ状態で回転させると
上下に震えています。
ということは、組み換え前は 縦振れ取りがそこそこ甘かったということです。

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↑これが最大落差の位相同士というわけではないのですが、
位相によって 筋の高さが違うのは分かってもらえると思います。

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FLOのアルカーボンリムの後輪をパワータップハブで組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから FLOの後輪をお預かりしました。
実測95mmのWOリム・・・というと 先日の件と同じに聞こえますが、
こちらはアルミリムにフードをかぶせたハイブリッドリムで
WH239というモデルになります。

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FLOブランドのハブ24H 特殊CX-RAYヨンヨンJIS組みで組まれています。
これとは関係ないですが、先日 FFWDブランドのハブを11S化するのに
某ブランドのウィングハブのフリーボディを仕入れて流用する(→こちら)というのを
また やったのですが、このハブのフリーボディは それと同じ形式です。

この後輪をパワータップのハブで組んでほしいというのが お客さんの希望です。

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リムには明確に左右の区別があり、指定のステッカーもありますが
仮に無くとも判別は可能です。
フードへのスポークの入射角が左右で違うので
フリー側は 上の画像のようにリムの頂点付近に穴があり、

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反フリー側は内周部に寄っています。
これはオチョコの関係でこうしてあるのですが、私が気にしているのは
反フリー側を4本組みから6本組みにすることによって
スポークとリムが干渉するんじゃないかということです。

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バラしました。
リム重量を晒す気はなかったのですが、
リムを置いたのが偶然にも秤の上だっただけです。

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先ほど 特殊CX-RAYと書きましたが、
元のスポークはバテッド部分の寸法がCX-RAYと同じ
サピム刻印入りののスポークではあるものの

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フードの中に隠れる部分がプレーンになっていて、
ねじ山側のプレーン部分が長いという別注品になっていました。
私は 700Cに使いうる範囲の長さであれば
スポーク長さ全体に占めるバテッド部分の割合の違い程度では
スポーク比重に有意な違いは無い、と言っていますが
これくらい違えば有意な差はあると思います。特殊な例ではありますが。

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組めました。

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G3ハブ24H 黒半コンペヨンロクイタリアン組み結線ありです。
イタリアン組みの部分は普段省略しますが、
元がJIS組みだったので書きました。
このリムのリム内径、オープンプロよりも かすかに大きいくらいです
(ということはベースのリムは オープンプロより低いということ)。

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反フリー側の組み方の変更により
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スポークの最終交差の角度が変わったので
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リム穴との距離も こうなりました。
が、

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フリー側も
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組み換え前より厳しい感じになっているので
ハブのフランジ径が変わったことも関係しているようです。

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今回の件とは関係が無いですが、同じハブ同じリムで穴数を変えるとして
36Hの6本組みと 24Hの4本組みはスポークの軌道が全く同じになります。
穴数によって Y本組みによる左右異本組みの効き方が変わってくるということは
色んなホイールを組むのであれば意識したほうがいいです。
Y=0、つまりラジアル組みだと あまり関係ないですが。

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