のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レーシングゼロ カーボンさん  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからレーシングゼロカーボンをお預かりしました。
点検、フロントリムの組み換え、ホイールマグネットの固定方法の変更、
おしゃれ泥棒を ご希望です。

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まずホイールマグネットですが、おそらくは純正の
専用のヒンジ状パーツに差しこむ丸棒型マグネットの
マグネット部分だけを テープで巻いてあります。
これを熱収縮チューブで固定してほしいとのことですが、

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マグネットとスポークを合わせた径に合うチューブからの収縮率では
どうしても すき間ができるので、

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もう一段細いサイズのチューブの切れ端を収縮させて留めました。

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↑ホイール内側から見るとこんな感じ

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点検は ほぼ問題無し、1本だけ 赤スポークにしています。

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前輪は、センターずれがあるのですが

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リムが割れていて要交換なので どうでもいいです。
これと関係あるのかどうかは不明ですが、
スポークテンションがヌルめなので組み換えに際して もうちょっと張ります。

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組めました。

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これは今回の後輪ですが、
「反フリー側で バルブ穴から回転方向に ひとつ後ろ側の穴」
という法則で 赤スポークにしています。

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前輪でも同じく バルブ穴から回転方向に ひとつ後ろ側を
赤スポークにすると、後輪と同じく左側にスポークが来ますが
これはフルクラムのフロントリムが逆穴振りだからです。

あと、レーシングゼロカーボンのリムの実測重量を
(おそらく世界最速で)すっぱ抜いたのは当店ですが(→こちら)、
あれはリヤリムでした。
今回はフロントリムです。
実測重量?誰が教えるかボケ←うわこいつかんじわるい













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オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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組ミ換エ前ノ りむデス!
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組ミ換エ後ノ りむデス!
↑やーめーろー!

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2:1組みの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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パワータップのGSハブ24H 半リーダーヨンヨン組み相当・・・
おっとこれは 今日もホイー(以下略)ノーカウント枠だった。

というわけで今度こそ 今日もホイー(以下略)。
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お客さんから36mm高カーボンチューブラーリムで組まれた
後輪をお預かりしました。

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DT 350ハブ32Hで 24Hリムを2:1組みしています。
フリー側はそこそこ張っていますが もうちょっと張れそうです。
また、リムが かすかにフリー側に寄っているので
反フリー側の増し締めができます。

なので まずはフリー側の増し締めをしてセンターずれを増大させつつ、
それから反フリー側の増し締めでセンター出しをすることによって
全てのニップルを締めることとなり 硬さも多少はマシになりますが、

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お客さんの希望で 半コンペヨンロク組み結線ありにしました。
前輪の仕様との兼ね合いで組み換え前と同じく
銀スポーク・黒ニップルにしています。

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ハブは エボライトハブにしました。
組み換え前のDTのハブですが、
フランジ幅が少し狭いので その点でもオススメできません。

ちなみに、お客さんが組み換えを希望された理由は
「のむラボ的ホイール観」に毒されたからではなく
本当に使ってみて「こいつイマイチだなー」と思ったからです。

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ホワイトインダストリーのH2ハブで前輪を組みました(前輪だけど後編)  

先日の続きです。
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お客さんから ホワイトインダストリーのH2ハブで組まれた
前輪をお預かりしました。


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全黒コンペロクロクJIS組みです。
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ハブ体に 玉当たり調整用の穴があいている側が見なし左側、とすると
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ハブ体のロゴが逆さ向きになりますが、
JIS組みだと 左右をひっくり返してもスポークの
位置関係が変わらないので 性能は同じです。
リムのラベル、リムテープの印字の向き、クイックの通し方などからして
ハブ体の穴を見なし右側(ハブのロゴの向きを優先)で
組んでいると思われますが。

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後輪と違って スポーク長さはちょうどです。
テンションはヌルめですが、シクロクロス用ということで
あえてそうしている可能性もあります。
シクロ用だのブルベ用だのといったホイールをヌルめに組む、
というのは 私はやりませんが。
点検や増し締めだけでも良かったのですが、

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組み換えることになりました。
今後の用途はシクロクロスに限らないので
ラジアル組みでもいいそうです。

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28H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
ラジアル組みなので 組み換え前と同じく 性能上の左右の区別はありませんが、

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後輪は バルブが真上の状態で後ろから見ると

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対岸のリムの継ぎ目の、仕上げ隠しも兼ねて貼ってある
このステッカーが正方向で読めるように組んであるので

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前輪もそれに倣うと ハブ体の穴が左側にくるように組みました。
つまり、ハブ胴のロゴが逆さになるように組んでいます。

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レーシングゼロ 2WAY-FITさん  

お客さんから レーシングゼロをお預かりしました。
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以前に当店で 振れ取りやスポーク交換などしたホイールですが、
今回はベアリングの交換をご希望です。

「黒ボールレースのUSBは全て虫食い予備軍」とか書くと
また某所からお叱りをいただくかもしれませんが、
黒ボールレース時代のUSBは 言わば全てが虫食い予備軍なので
こういう機会に全交換をしてもいいかもしれません。
いま交換しておけば、少なくとも リムの寿命までは使えるはずです。

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フロント

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リヤ右
赤いのは ねじ止め剤ではなくグリスです。

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リヤ左のこいつらが ゴリゴリの主犯です。
最低限の修理であればリヤ左のワンと玉押し、
できればあとリテーナーベアリングの交換だけでもいいのですが
今回は気持ちよく全交換にしました。

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ちなみに、虫食っていない磨耗の玉押しだと こんな感じです。

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前後ハブとも、回転に 新品特有のサリサリした抵抗感があるので
なじむまで ちょっとだけ頑張って乗ってください。
よろしくお願いします。

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リムだけペアスポークの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ペアスポークで組まれた後輪をお預かりしました。
メリダの完成車などに付いているホイールだと思われます。
このお客さんには のむラボホイールを買っていただいたことがあるのですが、
それが良かったので これも半コンペ結線ありにして欲しいとのことです。

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黒の14番プレーンスポーク28Hヨンヨン組みです。

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すでに スポークの長さが分かっている以上、
ヨンヨン組みでいいなら これのスポーク長さをそのまま使えます。
もし、ホイールをバラす前に外周側から覗いて
例えば ちょっと短いなー、と思うのであれば1mm長くするなどの
加減が必要になる可能性はありますが・・・。

ヨンロク組みにするなら、反フリー側のスポーク長さだけ
計算すればいいやと思っていました。

が、そんなに甘くは無かったです。
仕様に関して手抜きしまくりのホイールだったので。

XEROのXSR-3など、リムの同じ位相に
左右とものニップルがあるホイールがあります(ニップルが横並びになっている)。
当然、ハブ側の穴も左右同じ位相にあいています。
あるいは、リム穴が少しずれているだけの
ロルフプリマのTDFなどを見ても分かりますが、
ペアスポークのリムでホイールを組むには
ハブ側の穴もペアスポーク仕様でないと いけません。

記事にはしていませんが、ちょっと前に ビアンキの完成車に付いている
ペアスポークのホイールの振れ取りをしたことがありますが、
シマノの廉価グレードのクラリスのハブで組んでありました。
吊るしのクラリスとペアスポーク穴のリムで組んでいるので、
スポークの引っ張り方向が 少しねじれていました。
そういう横着ができること自体にびっくりしたのですが・・・。

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時系列が飛びますが 今回の後輪をバラして ハブを調べたところ、
これも汎用ハブとペアスポークリムで組んでありました。

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いずれまた詳しく書きますが、
上の画像のホイールは私物で
ジピエンメのメテオラというリムで組んだ後輪です。

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カーボンWOリムの草創期のもので、鬆が多くてちょっと怖いです。
クラックに見えるのはクラックではありません。
それはいいとして、

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反フリー側の0本組みを見てみます。
通常、ラジアル組みは スポークの軌道を内側に延長すると
ハブの中心を通りますが、この後輪は通っていません。
進行方向 前側に位相を絞った形でねじれています。
これは、リムとハブのペアスポーク具合が合っていないからです。
同様に、フリー側のタンジェント組みの最終交差とハブ中心を結んだ線を
外側に延長すると 通常はラジアル線を通りますが
フリー側は進行方向 後ろ側に位相を絞った形でねじれています。
これでも、A-CLASSのペアスポークの完組みホイールで
メテオラと同程度のペアスポークのものを
ハブ欲しさに買ってバラし流用しているので まだマシなのですが、
汎用ハブでメテオラを組もうとすると ねじれがもっとひどくなります。
ねじれは ホイール右側が後ろ絞り、ホイール左側が前絞りになります。

タンジェント組みで ニップルの端面とスポークとの関係を
同じになるように組みたい場合、
片側のスポークで2種類の長さが必要になるということです。
ヤマアラシさん方向と反ヤマアラシさん方向で
計算上のスポーク長さが違うと言ってもいいです。

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ラジアル線を定規で表現しました。
0本組みが傾いています。

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フリー側だと こうなります。
ラジアル線が最終交差を通りません。

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先ほどのホイールに戻ります。
反フリー側の「内側のスポーク(後述)」が 短すぎでした。
これは、現象としては起こりがちなので ある程度は仕方が無いのですが
ロングニップルで このねじ山の見た目になるのは全然ダメです。

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短すぎる。
あと、マイナスドライバー状のビットで仮組みした
「ヘタクソ傷」がニップルにありますが、なぜかゆるめる側にもあります。
締める側だけのヘタクソ傷については(→こちら)の反フリー側が顕著です。

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センターずれも大きめです。
どうせバラしますが。

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組めました。
28H 黒半コンペヨンロク組みで、あとで結線もします。
フリー側は ほぼ同じスポーク長さ(ちょっと補正値入れた)で
スポーク比重が100%から85%になっていて、
反フリー側は 長さが6本組み用に長くなったものの
スポーク比重が約3分の2になったのが大きいので
スポーク長さが1.5倍にならない限り 軽量化になります。

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びふぉー
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あふたー
組み換え前のロングしんちゅうニップルは廃棄、
DTの12mmのしんちゅうニップルで組みました。
アルミニップルにしなかったのは お客さんの希望です。

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組み換え後のフリー側、最終交差の根元のフランジ穴が
画像の端になるように撮りました。
タンジェント組みが 後ろねじれになっているのが分かります。
ヤマアラシさん方向のスポークが寝ている
(6本組みに近い角度になっている)ので、
ヤマアラシさん方向のスポークのほうが
スポークテンションが高くなります(異本組みの効果が出た形です)。
一応全てのスポークを測りましたが、どの最終交差も
H1STで ヤマアラシさん方向のスポークが1割程度 高くなっていました。

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↑隣り合う最終交差4本を 1つのまとまりとして見てみます。
寝ているスポークは左右とも内側のスポークとなるので、
内側2本のスポークは 同じ側のフランジの外側2本のスポークより
高テンションになっています。
いずれ「ビーカー論」の話のときにも書くと思いますが、
スポークテンションを ある程度以上に張ると
テンションの多寡が乗り味にあまり反映されないゾーンに入ります。

こういうホイールを組む場合は、低いほうの外側2本が
そのゾーンに突っ込むところまでニップルを締めないといけません。
H1STなどで測らず、組み上がりの状態でスポークを握ると
最終交差の2本のテンション差を感じにくいのですが、
ここから均等に全てのニップルをゆるめていくと
外側2本だけが 極端にだるんだるんになってしまいます。
上の画像のスポークを進行方向後ろ側から
時計回りに1・2・3・4と番号付けしていくと、
スポークテンションの差は
2>4>>>3>1となります。
「>>>」がオチョコによる左右差で
「>」がねじれによる差です。

それとは別に、今回は最終交差の2本でスポークの長さを変えていないので
(先ほどのメテオラは変えてある)、
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内側のスポークがニップルのすり割りまで、
DSC06797msn.jpg
外側のスポークがニップルの端面まで組めるように
スポーク長さを共用できるようにしています。
リムのペアスポーク具合がもう少し近ければ これは出来なくなります。
フリー側が後ろねじれになるのであれば
スポークの突き出しは内側のほうが多くなるのでは?と思うかも知れませんが
実際にやると外側のスポークを 内側よりも相当に増し締めしないといけないので
スポーク長さが同じなら このような結果になります。

ちなみに組み換え前のホイールですが、前後左右とも全て同じ長さで組まれていました。
最もスポークが突き出すフリー側の外側で
スポークがニップルの端面とツライチくらいだったので、
反フリー側の内側が あのねじ山の見え具合になるわけです。
せめて反フリー側のスポーク長さを フリー側+2mmにしていれば・・・。
それ以前に、ペアスポーク用のハブを用意しろよって話ですが。

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ホイールを組んでいる最中に気が付いたのですが、
リムのブレーキゾーン内周側の シューが当たった痕跡がない部分の高さが
ブレーキゾーンに対して まちまちです。
上の画像2枚、同じ側のブレーキゾーンです 念のため。
見てませんが ひどい縦振れがあったようです。
で、その理由も分かりました。
先ほどのスポーク番号で言うと このホイールは
「1と2の左右ペア→3と4の左右ペア」の7回反復で
28Hになっているわけですが、スポークテンションは
先ほどの通り 2>4>>>3>1となっているので
縦振れがたいへん取りにくいのです。
ペアスポーク用のハブであれば これが2=4>>>3=1となり、
最終交差のスポーク2本のテンション差が無くなるので
フリー側>>>反フリー側という当たり前の状態になります。

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DSC06793msn.jpg
組み終わりでセンタードンピシャ、ここまでが長かった・・・。

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